春に先駆けて咲く花たち

新年あけましておめでとうございます。
今年もアールフラワーをよろしくお願いいたします。
この冬は温かい日が続き過ごしやすいですね。
気の早い梅はもうぽつぽつと咲き始めているほど。
陽気が良いのは助かりますが、地球環境を考えると温暖化が少し心配です。
春の花
さて、西洋で新春を告げる花がプリムラ。
プリムラ・ポリアンサやプリムラ・オブコニカ、プリムラ・ジュリアンなどのまあるくかわいい花びらの鉢植えが、”もうすぐ春ですよ”と季節を伝えてくれますね。

プリムラは種類がとても多くて、通常はサクラソウ科(プリムラ)の花を総称してそう呼ばれます。
春に先駆けて咲くことからラテン語の「プリマ」は、第一の・最初の・最上の・という意味が語源となっています。

ちなみにブリマドンナは、オペラやバレーの女性の主役を意味しています。

英名のプリムローズ(ラテン語ではパラリソス)は、最初に咲くバラのように美しい花という意味で使われています。

ロマンチックで切ないプリムラの物語

冬の寒い中、咲き始め夏を迎えずに終わってしまうプリムラを見て、人は、はかない命を憐れんで美しい物語を作りました。
春と花の女神フローラの息子パラリソスの物語です。

彼にはメリセンタという妖精の許嫁がいましたが、彼女は若くして亡くなってしまいました。
愛する人を失った悲しみでパラリソスは食べ物も飲み物も受け付けず、あとを追うように衰弱死してしまいます。

フローラはわが子をたいそう不憫に思い、プリムラの花の姿に我が子を変えメリセンタの墓のそばに春一番に咲かせてあげたのだそうです。

プリムラの花言葉は「青春の始まりと悲しみ」、初々しい姿のまま皆の記憶に残るのは、悲しくも少しうらやましくもありますね。

やっぱり国産!日本の春花

西洋より気候が温かい日本では、水仙やストック、金魚草、スイトピー、アネモネ、ラナンキュラスなどが春を先取りします。
繊細で柔らかな花たちは、空輸に向かないのでほぼ日本産となります。

ちょっと脱線しますが様々な花が手に入るのは日本の花生産業者がまだ元気だからです。
アメリカなどでは自国の花農家が輸入花に負けてしまったため、今ではバラ、菊、カーネーションなど限られた種類の花しか手に入らなくなっているのだそう。

もしアメリカのような状況になって、日本から季節感がなくなってしまったらさぞ寂しい事でしょうね。

この季節花束やフラワーアレンジを送るなら、春にしか手に入らない花たちで季節を感じてみるのはいかがでしょう。

たとえば蔓かごにアネモネ、ヒヤシンス、勿忘草、ルピナスなどブルー系のパステルカラーで小さ目にまとめると春らしいかわいく素朴なアレンジになります。

またラナンキュラス、八重咲のチューリップやスノーボール、ツルバキアなどパステルピンクやパステルグリーンの組み合わせも女性らしい甘い雰囲気で素敵ですよ。

小規模な花農家が多いので春のめずらしい花が常に手に入るとはいきませんが、生きの良い春の花を見つけたらアールフラワーではしっかり入荷しますので楽しみにしてくださいね。