神秘的なお花、紫陽花の愛の物語

このところ、夏日が続いています。
沖縄や奄美地方が梅雨入りしたとみられると発表されました。

梅雨が似合うお花といえば『アジサイ』。
『アジサイ』ってカタカナでアジサイと書くのと、漢字で紫陽花をかくのではイメージが違うと思いませんか?

小さな頃に霧雨の中、祖母と見た紫陽花・・・。
子供心にそこだけ明るく見えて不思議に思いました。

「紫に光ってるみたいでしょ?紫陽花は紫の陽(ひ)の花って書くんだよ」と言った祖母の言葉に納得したのを思い出しました。

雨に打たれることでより美しく色を放つ紫陽花、土の性質によって色が変わる紫陽花。
そんな紫陽花(あえて漢字で書きました!)に心を奪われた人の愛の物語をご紹介します。

『オタクサ』とも呼ばれる紫陽花

江戸時代、長崎の出島にいたドイツ人医師で植物学者でもあったシーボルトは、自分の家に咲いていたこれまで見たことのない半球状の紫陽花を、変種名として帰国してからオタクサと登録しようとしたのです。

なぜオタクサなのか・・・?

それは愛する妻が「お滝さん」だったから。

しかし、シーボルトは日本のことになんでも興味を持ち、地図を持っていたことで国外追放に。
飛行機もない時代のオランダと日本は、まさに永遠の別れと思えたのではないでしょうか。

日本から持ちかえった紫陽花を見ながら、妻と過ごした時間に想いをはせ、つけた紫陽花の名前が「オタクサ」だったのです。

とってもせつなくロマンチックなお話。
紫陽花にはいくつか花言葉があるのですが、「辛抱強い愛情」や「家族の結びつき」はこのお話にぴったりですね!

・・・その後のお話ですが
シーボルトは、その国外追放から30年後、再来日して家族と再会できました。
別れた時2才だった娘“イネ”は、ドラマ「仁-jin-」の綾瀬はるかが演じた役のモデルとなった有名な女医で明治天皇の子供をとりあげるほど腕が確かだとか。
(ちなみにシーボルトの孫は銀河鉄道のメーテルのモデル!)

日本の紫陽花は青が多いワケ

アジサイに赤・青・白があるのは、紫陽花に含まれるアントシアニンという色素のためです。
アントシアニンは土に含まれるアルミニウムと化学的に結合し、アルミニウムが多いと青く、少ないと赤くなります。
酸性度が高いと、土の中に溶け出すアルミニウムが多いので青くなり、酸性度が低い(アルカリ性)と、溶け出すアルミニウムが少ないので赤くなります。

白いアジサイは、この色素がないので純白の花をつけます。
日本では弱酸性の土が多いので青紫のアジサイをよく見かけるのではないでしょうか。
土によって鮮やかに色が変化する神秘的なお花です。

そんなの愛の物語のある神秘的なお花を、ご自宅で楽しんでみるのはいかがですか?
アールフラワーでは、スタンド花やアレンジメントにお花の指定ができます。
梅雨のフツフツとした気分を、紫陽花を使ったアレンジメントで楽しく過ごしましょう。

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