今回ご紹介するのは初秋を代表する花、リンドウです。
きれいな青紫色をした凛としたお花で、秋の野山に自生し古くは清少納言にその色合いを「いとおかし」と言わしめたお花です。
身近なところですと、お供え花によく差し色として使われています。
「お供え花?仏花!?なら、縁起がよくないの?」と、思われた方もいらっしゃるかもしれませんがいえいえそうではありません。
お見舞いのお花や、敬老の日の定番フラワーギフトとして人気のお花なんです。
では、そんなリンドウの花言葉や特性をご説明しましょう!!
お薬でもギフトでも!
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リンドウの花言葉
花言葉はいくつかあるのですが、ひっそり咲く姿から「悲しんでいるあなたを愛する」といった花言葉や、「正義、勝利、尊敬、高貴」といったものもあります。
「勝利」なんてお見舞いにピッタリですよね?
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実は漢方でもある!!すごいぞリンドウ
リンドウは漢字で書くと「竜胆」。
リンドウの根っこの部分には、胃腸の健康を保ってくれる作用のある「ゲンチオビクロシド」という成分があり、とっても苦いお薬として現在でもよく使われているんです。
通常お見舞いに鉢植えは「根付く」を連想するので好まれませんが、根っこに薬効がありリンドウは別です。
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リンドウの紫
リンドウの紫は、とても高貴な色に感じますよね?
その理由は飛鳥時代、聖徳太子の冠位十二階の最高位が紫だったからです。
つまり、リンドウの紫は目上の人に贈る色ともいえるのです。
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敬老の日に贈るリンドウ
敬老の日のギフトに人気のリンドウの品種に、花に白色が混じった「白寿」という品種をご紹介しますね。
この白寿の花言葉は「健康と長寿を願う」です。
そもそも「白寿」とは百から一つひいた九十九歳のお祝いのことですが、九十九歳のお祝いだけでなく、尊敬の思いと健康・長寿を示せるリンドウは確かに敬老の日のギフトにも最適。
17日は、リンドウのお花をもっておじいちゃんおばあちゃんに会いにいきませんか?
リンドウのお花の話で会話も弾みますね♪