鬼はーそと!福はーうち!!
2月といえば節分!節分といえば豆まきです。
豆には「邪気を払う」、「魔を滅する」など様々な由来があるそうです。
と、いうことで本日のお題は、豆は豆でもお花屋さんで意外とよく使うエンドウ豆のお花をご紹介したいと思います。
エンドウ豆の歴史とお花
まずは歴史から!
エンドウ豆といえば…、サラダやおひたしに使うスナップエンドウ!中身のグリーンピース!
はたまたメンデルの実験!(遺伝の優性劣性のアレです。アレ。)でしょうか?
実は人類とエンドウ豆の歴史はとても古く、1万年前の新石器時代の遺跡から出土しています。
「エンドウ豆の上で寝たお姫様」と言うアンデルセンの童話にもなっていますし、ルイ14世の大好物だったとも言われています。また既出ですが遺伝学にも貢献しています。
日本には1000年ほど前に中国経由で入り、食卓を彩ってくれて・・・現在に至ります。
実は名脇役!エンドウ豆のお花
では、人類と仲良しの(?)エンドウ豆のお花はご覧になったことはありますか?
直径3センチ程度の蝶々のような可愛らしいお花です。
スイトピーと形が似ています。
色も赤・白・紫があり、色の濃いものから薄いものまで様々。
春に花を咲かせます。
都会ではあまり見かけないかもしれませんが、とある地域では初春から春に畑に支柱が刺さっていたら、ほぼエンドウ豆を栽培しています。
もしかしたら皆さんも見たことはあってもその花がエンドウの花だと認識していらっしゃらないかもしれませんね。
なぜかというとイメージ的には主役より脇役で光るお花だから。
畑で支柱に巻き付いて咲いている花もかわいいのですが、花束やブーケになったエンドウ豆はまるで田舎の娘が都会で垢ぬけたかのように可憐な印象に変わります。
可憐だけど控えめ・・・名脇役です。
そして、この可憐なエンドウ豆の花言葉はとても難解です。
「永遠の悲しみ」と「永遠の楽しみ」。
なんだか反対言葉のよう。
それも名脇役だからこその花言葉なのかもしれません。
主役お花の存在感をより増すように二つの意味を持っているとしたら、この田舎娘もなかなかあなどれませんよね?
アールフラワーでは、エンドウの花が可憐に主役を引き立てるアレンジメントをご用意可能です。
もしエンドウを使った花を大切な方に贈ったなら、生花の力で気持ちをお伝えする効果はもちろんのこと、「この花、何だと思う?スイトピーじゃないよ。あのグリーンピースの花だよ」と旬な話題になるかも。
えんどう豆のお花のお話でした。